iPad/ApplePencil

iPadでのイラスト制作が捗る3つの理由

「そろそろデジタルに移行しようかな…?」と迷ってるイラストレーターは多いと思います。

自分も20年近くアナログでイラスト制作をしていて、つい最近(2年前)にiPadでの制作環境に完全に移行させたクチです。

ですので、慣れ親しんだ環境を手放しにくい気持ちは痛いほどわかります。

でも結論から言って、iPadでイラストを描くことはメリットだらけです。

  1. コスパがいい
  2. 軽くて薄い
  3. 画材がいらない

もちろんいい点ばかりではなく、使ってるからこそわかるデメリットもありますので、iPadでのイラスト制作を検討している方はぜひ参考にしてもらえたらと思います。

この記事はこんな人におすすめ

・制作環境をアナログからデジタルに切り替えたい
・液タブ(ワコム)かiPadか迷っている

①コスパがいい

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iPadでもイラストは描けますが、できればよりスペックの高いiPad Proをおすすめします。

と僕が購入したのは第4世代のiPad Pro 12.9inch 512MBだったので10万円ぐらいでしたが、それでもワコムの同程度の液タブ(ワコム cintiq16)と比べても割安でした。

(ちなみに現行の最新モデルは円安の影響もあり、上記と同じスペックで20万ぐらいになります。。)

10万円でイラストの制作(下書きからペン入れ、着色までの工程)全てを賄ってもらえると考えるとかなりのコスパに感じます。

価格面と加えて、ディスプレイの綺麗さもワコム製品と比べてiPad Proに軍配が上がりました。

高スペックな一石何鳥にもなる画材と考えたら、10万そこら(20万でも)だとかなりコスパが良いんですよね、iPad Pro。

②軽くて薄い

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これもiPadを選んだ重要な要素の一つです。

ワコム cintiq16は約2kgあるし厚みもあるのでデスクをかなり圧迫します。

その点iPad Proは682gとめちゃ軽いんですよね。厚みも約5mmと超薄い。

自分の場合デスクの上ではキーボードやマウスを使うことも多いので、この持ち運びやすさがかなりポイントが高かったです。

2kgもあると、デスクに出したり引っ込めたりがかなりストレスになると思います。。

これだけ軽くて薄いと外に持ち運ぶ際にも荷物になりませんので、自宅と会社と併用する場合にも便利です。

③画材がいらない

プロクリエイトやクリスタなどのアプリをインストールすれば、鉛筆での下書きからペン入れ、色塗り、調整まで全てできるので、アナログのようにいろんな画材を揃える必要がありません。

実に当たり前ですけどすごいことです。

費用もかからなければ絵の具で手が汚れることもないし、思い立った時にすぐイラストが描けて後片付けもいらないのはとっても楽チンです。

絵の具の質感へのこだわりが強い場合などはデジタルの再現度に物足らなさを感じるかもしれませんが、この点も侮れません。

Adobeのドローイングアプリ、フレスコは水彩などの描画ブラシが本物のような質感で表現できます。

自分は絵の具のような表現は利用しないのですが、鉛筆のスケッチブラシは下書きでいつも使ってます。

プロクリエイトの「Procreateペンシル」という鉛筆ブラシで描いた下書き

本物の鉛筆で描いたような質感ですよね? 今までこのブラシで描いてて特に違和感を感じたことはありません。

そんな最強なiPadProのデメリットは?

ここまで良いこと尽くしでしたが、物事には必ず悪い面もあります。

デメリットはズバリ、機械なので不具合や故障が起こるという点です。

Apple製品を使い慣れていなかったり、機械に弱かったりするとマシントラブルに戸惑ってしまうと思います。

ここまで書いてきたように、iPad Pro一つでイラスト制作の全てをまかなえてしまうので、トラブルで制作が止まってしまうのは結構なストレスになります。

自分もiPad Proを使って約1年経った頃に原因不明の不具合に見舞われました。

【解決済み】iPad Proでのイラスト制作で線が暴走してしまう不具合についてiPad ProとApple Pencilでイラストを描き始めて約1年、線が暴走する不具合が発生したのでその解決までの道のりを記録してお...

不具合は起きにくくサポートも充実している

しかしながらフォローしておくと、Apple製品は普通に使用している範囲では不具合はかなり発生しにくい特徴があります。

そして、iPad Proのユーザー数も圧倒的に多いので、同じようなトラブルの解決方法がネットで見つかりやすいです。

さらには、アップルストアに持ち込めば検査や交換(保証期間内に限る)の対応を受けることもできます。

こんな感じで2重3重にサポートが張り巡らされているので、マイナーな液タブに比べるとマシントラブルは解決しやすいと思います。

まずはiPadで試してみるのもアリ

「ちょっとiPad Proでイラスト描いてみようかな」って思ってもらえたでしょうか?

とはいえ、10〜20万の身銭を切るのはなかなか踏み切れない。。

自分も全く同じ感じでした。もしiPad Proが全然自分に合わなかったら無駄になるし。。(普段タブレットを全く使わないので)

そんな時はまずiPad(5万程度)を入門機的に購入してみるのをおすすめします!

画面こそ小さくて最初は描きにくいですが、ほぼA4サイズぐらいはあるのですぐ慣れると思います。

iPadで問題なくイラストが描けたなら、iPad Proはより描きやすいのでかなり購入のハードルは下がるはず。

iPad Proでのイラスト制作の一歩に参考になりましたら幸いです。