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海外ドラマ『シリコンバレー』はイラストレーターにも刺さる面白さ!

Amazon Prime video(通称アマプラ)で公開されている海外ドラマ、『シリコンバレー』にどハマりしてしまったので、今回はその面白さについて書きたいと思います。

タイトルから想像できる通り、アメリカのシリコンバレーで繰り広げられるベンチャー企業の成長を描く作品です。ITやテクノロジー、プログラミングなど登場人物はほぼオタク気質なエンジニアなんですが、同じクリエイターとしてイラストレーターが観てもいろいろ共感できてきっと楽しめるはず。

AmazonやFacebook、最近ではUverなど実存のIT企業の名前が出てきたり、ITのトレンドの変遷やちょっとマニアックな技術的なことなどもテンポ良く知れたりできるので、ITに興味がある人にもおすすめです。

あらすじ

主人公リチャードが仲間と起業したITベンチャー『パイドパイパー』が革新的な技術を武器にシリコンバレーで成功を目指すのが大元のストーリー。

リチャードが開発した画期的な「圧縮アルゴリズム」を巡って起業の買収劇が始まり、パイドパイパーの存続・自立をするために仲間たちと新しい技術やビットコインを開発したりと毎回奮闘の末切り抜けます。

この企業間のやりとりや登場人物の裏切り劇などがまぁテンポ良く飽きさせない展開で、気付いたら1シーズン観終えてしまってたります。笑

登場人物が濃い!


シリコンバレーの面白さに感化されて描いてみたファンアートです。登場人物の90%はオタク気質でとにかく濃い!以下主要な面々をざっくりと。

リチャード


パイドパイパーの発起人であり主人公。画期的な「圧縮アルゴリズム」やストーリーの鍵になる技術を発案する天才的なプログラマー、である反面ストレスに虚弱的な体質で追い詰められたときはいつも吐いてしまいます。優柔不断で頼りないところもあるけど、仲間への情も厚くなんだかんだリーダーには向いてそう。

アーリック


リチャードたちに自身の家をシェアさせていて、パイドパイパーへのインキュベーター(起業支援者)でもある。かなり目立ちたがりな性格でトラブルを起こしがちだが、内向的なリチャードの窮地を強引に突破させたりとパイドパイパーの機動力になることもある。スティーブ・ジョブスを敬愛していて日本文化をかじっていたり瞑想したりする(マリファナをしながら)。

ジャレッド


敵になる大手IT起業「フーリー」からリチャードに惚れ込んでパイドパイパーの一員になる。技術者集団の中にいて唯一経理や法務などのビジネス的な役割を果たせる貴重な存在。一見普通そうに見えて、自分の中にもう1人の人格を宿せたり、習ったことがないのにドイツ語で寝言を叫んだり、変人度合いでは群を抜いている。

ギルフォイル


サーバーも構築できるシステム系に強いプログラマー。サタニスト(悪魔崇拝者)でボソボソ口調が不気味だか、確信を突いた発言でパイドパイパーを救ったりガレージをサーバールームを構築したりと頼れるメンバー。ディネッシュとは犬猿の仲。(自分的には登場人物の中で一番推してます)

ディネッシュ


パキスタン系の風貌が目立つプログラマー。垢抜けない雰囲気もあってミスを起こしてトラブルになりがち。ギルフォイルを敵対視しているがいつもやり込められる。童貞。

以上が主人公たちパイドパイパーの面々(アーリックは違うけど関わる頻度が多いし出資者なので)。他の登場人物たちも癖が強くて全部紹介したいですがキリがないので以下主要な人物を↓

ギャビン

敵となる大手IT企業「フーリー」のCEO。過激な性格で部下をすぐクビにしたりパイドパイパーにも幾度となく攻撃を仕掛けてきます。過激さや冷酷さで敵は多いがその存在感や卓越したプレゼンスキルが信者を魅了する強力なアイコン。ただ何か抜けてる節がある。

モニカ

このオタクで男臭い登場人物がひしめき合う中で主要な女性キャラ。パイドパイパーに支援するベンチャー・キャピタルの幹部でリチャードの「圧縮アルゴリズム」の価値にいち早く気づく。パイドパイパーを取り巻く人物の中で割とまともな立ち位置。喫煙者。

ビッグヘッド

「いいやつだけど役に立たない」男。リチャードの親友で1話から登場するもサムネイル画像にその姿がない。基本的に何もしないけど物語の要所要所で現れるのもちょっと見どころかも。学歴や技術力はないのにスタンフォードの客員教授にまで上り詰める。

チアン・ヤン

リチャードたちと同じくアーリックの家をシェアしている中国人のプログラマー。小柄だが大胆な行動に出たり、技術的にも前半はさっぱりでも後半では何度か大きな展開を生む発明をする、ちょっと掴み所のない奇妙なキャラ。アーリックと仲が悪い。

イラストレーター的見どころ

①ITやテクノロジーにちょっと詳しくなれる

イラストレーターでMacやiPhoneを使っていたら、Appleやスティーブ・ジョブス、GoogleやFacebookなんかのITトレンドにも興味が深い人も多いと思います。

かくゆう自分もテクノロジーのニュースはいつもチェックしてしまうぐらい好きで、ITベンチャーの企業家の逸話もYouTubeでつい見てしまうぐらい好きです。

なので、本作ではそういったリアルなテクノロジーの背景やベンチャー企業の栄枯盛衰がわかりやすく、またテンポ良く繰り広げられるので勉強(はちょっと大げさですが)にもなって好奇心をくすぐられます。

コードのことや、圧縮アルゴリズムの仕組みなどホワイトボードに書き出すシーンが何度も登場しますが、「なんか難しいこと言ってるけどすげえ」みたいに自然と引き込まれます。

②駆け引きや裏切りに目が離せない

パイドパイパーはまだ起業したてのか弱いベンチャーなのでいつも資金源に困ります。(時にはプロバイダの料金も遅延してネットが使えなくなったり・・・)

資金源を調達するためにベンチャーキャピタルや投資家を頼って右往左往しますが、企業側にも思惑があり肝心なところで裏切られたりして観ているこっちもつい「くぅ〜!」と漏らしてしまいます。

そんな企業間の結託や社内間の裏切り、また裏切られた仲間が窮地を救ってくれたりと目まぐるしい展開のスピード感は本作の大きい見どころです。

③プログラマー的な生き方に共感できる

登場人物の多くがコードを書くプログラマーです。パイドパイパーにも事業を拡大するたびに多くのコーダー(劇中ではプログラマーではなくコードを書く「コーダー」が使われてるのもリアル感があります。)が登場しますが、みんなそれぞれコードを書く技術だけで企業を渡り歩いていたりして、かっこいいなと思わされます。

イラストレーターの魅力の一つに「大掛かりな設備がなくても活動できる身軽さ」を感じていますが、コーダー達はさらにコンパクトでノートPCさえあればどこでも仕事ができちゃいます。そのノマド感がちょっと憧れて見えてきます。

自分もウェブサイト制作を勉強したことがあってHTMLとCSSぐらいしかコードは書けませんが、何かプログラミング言語の一つぐらい覚えたくなります。

④1話30分程度なのでさくっと観れる

イラストの作業の合間や休憩なんかに最適な尺です。(ついつい続けて観続けてもしまいますが、、)

尺的にも制作の間に観るのに適してますが、モチベーションをアップさせる意味でもおすすめです。

技術者たちが悪戦苦闘して権利を獲得していく(または打ちのめされる)姿には、少々凹んでいても何くそと思わせてくれるパワーを感じます。

あと個人的には劇中に性描写などがほとんどないのも明るい時間に見やすいポイントだと思います。ただし下ネタの頻度はかなり多いです。

アマプラで無料だしおすすめです。

ビルゲイツも観てた!

シーズン6完結でアマプラではシーズン5まで全話無料で観れます(シーズン6はまだ日本で公開されてない)ので、この巣篭もり期間の退屈しのぎにちょうどいいと思います。

自分はITに興味があったりイラストレーターっていうある種技術職なのですっかりハマってしまいましたが、下ネタがどぎつく登場人物は9割がた男で華やかな恋愛模様もないので、女性ウケはよろしくないのかな、と思います。

あと残念な点としては劇中に日本人の技術者が登場しない点です。 中国系の人物は何人か出てくるんですけど、IT大手の巨大起業「フーリー」の従業員ですら日本人が1人も出てこないです。

これはやっぱり日本はIT後進国ってことになるんだろうけど、日本人としてはちょっと寂しいですね。。

シーズン6の公開が待ち遠しいです!