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【読書感想#4】しょぼい起業で生きていくbyえらいてんちょう

いきなりですが、えらいてんちょう( @eraitencho )さんはご存知でしょうか?

Twitterやウェブメディアをよく見る人だと一度は目にしたことあるかもですね。自分も以前ネットニュースの記事でえらいてんちょう(以下えらてん)さんを知りました。

詳しい記事の内容は覚えていませんが、小規模で面白い事業のやり方でちゃんと収益を上げていて、フリーランスの自分にも参考になる内容だったように思います。

そんな薄い知識でしたが、この前本屋さんでふとこのえらてんさんの著書『しょぼい企業で生きていく』が目に留まり買って読んでみました。

一晩で一気に読んでしまうほど面白くて、フリーランスのクリエイターにも参考になる内容だったので、ちょっとブログでもシェアしたいと思いました。

今の仕事が嫌ならしょぼい起業(もしくはフリーランスとして独立)してみよう


まず最初に起業するきっかけについての導入がありますが、しっかり事業計画を準備して資金も調達して事業を始めよう!ってことはもちろん書かれていません。

組織で働くのが嫌(向いてないと感じた)なら辞めて事業を初めましょう。という流れで始まります。

いろんな意見があると思いますけど自分もそんな感じでフリーランスとして独立して楽しく毎日やれているので、この考えにはすごく賛成です。

本書にも書かれていますが、現在の日本でサラリーマンとして就業することが一生安泰ということはないだろうし、それ以外の働き方について情報もインフラも年々発達しているように感じます。

お金もかけずたいそうな事業計画も用意せず、まずはできることから初めてみるのどうでしょう?

イラストレーターなら特に資格が必要ということもないですし、初期費用をかけずに自宅を事務所にしてパソコンと紙と画材があれば始められます。

イラストレーターに限らずライターやデザイナーなどのクリエイティブ職は、何か商品を仕入れたりする負担が発生しない分身軽に始められるのが良いところだと思います。

もちろん資格などの証明がない分、制作実績などを積んで信用を勝ち取って行かなくてはいけないですが、最初はみんな実績ゼロです。

「生活の資本化」という考え方


最初から高く売るようなものを生産するんじゃなくて、普段の生活で発生してしまうものをいかに利益に変えるかを「生活の資本化」って言葉で定義されてます。

本書の例えで言えば、お店を自宅としてしまえば何かモノが売れたらそれだけで利益になる(家賃は自宅として払っているので)というわけです。

いかにコストを抑えて利益を生むかという考え方は、個人事業主やフリーランスにとって大事ですよね。

大資本の会社と競合するような商品を作っても勝ち目はないわけで、高単価で利益を追うよりもまずはコストを見直そうというわけです。

イラストレーターで例えるなら、自分に著作権のあるイラストはブログで記事にしたりストックイラストに投稿したりして二次的な利益を生ませる、という感じですね。

一回の労力をなうまく二次利用できたら不労所得化できてラッキーというわけです。

生活にどうしてもかかってしまうコストをうまく利用したら無駄にお金をかけなくてもやっていけますよ、という考え方だと思います。

いきなりがっぽり儲けようではなくて個人単位の事業でも楽しく生活できるようにしようというスタンスなので、なんかすぐ始められそうですよね。

お店や事業をどうやって宣伝する?


お金をかけずにお店を作る方法や仲間の集め方などは本書を参照してもらうとして、自分が一番良いなと思ったのは広告宣伝についてもしっかり書かれてる点です。けっこう参考になる内容だし共感もできました。

個人規模で何か事業をやる際、その事業を知ってもらわないと始まりませんよね?ここがフリーランス にとっても悩みどころだと思います。

自分だと純粋な広告を出すとゆうことはしないで、グループ展やイベント、イラスト作品集への参加が自分を知ってもらえる機会と考えて「広告宣伝費」にしています。

本書で書かれているのは、Twitterでバズらせたら広告費0円っていう手法です。もちろんテクニックのいる手法ですけどコスト0で今まで自分を知らなかった人にまでアプローチできるのは魅力です。

Twitterをバズらせて利益に結びつかせたことはないんですが、自分にとってもSNSの活用が生命線になっていると思います。

ここ数年はインスタをメインに更新しているんですが、インスタ経由で知ってもらえたりたまにお仕事を依頼されたりもしています。

ただインスタはTwitterに比べて拡散力は弱いと思うので、この本を読んでTwitterの運用にも力を入れていきたいなと思いました。

「広告」や「流行らせ方」にもたくさん参考になるTipsが盛り込まれてるので一読して損はないと思います。

まとめ

固定費やコストをまずは最小限に抑えよう、十分に抑えられたらそこからできることを始めてみようという内容です。

極端なイケイケドンドンな起業本よりもずっと共感できたなっていう印象です。(イケイケドンドン系も好きですが)

本書にはこのメソッドを実際に行動に移して喫茶店をオープンさせた「えもてん」さんの話も出てきます。ちょっと感動もしますので読んでみてください。

この本を読んだ感想として、「企業に努めないと一般的な幸せは掴めないのではないか」という刷り込みにわりとみんな縛られているんではないだろうか、と考えさせられました。

自分に関して言うとめっちゃ儲けているわけじゃないけど嫌な仕事はほとんでせずに毎日のびのび楽しくやれてます。

とはいえいきなり会社を辞めてしまうのもすごいストレスだと思うので、まずはできる範囲で副業をやってみるのはどうでしょう?

働き方についてちょっとした発想の転換ができる本なので、会社員・個人事業主問わずおすすめです。