2016年にmars16というファッションブランドの企画で、ウルトラマンのTVシリーズ全39話をいろんなイラストレーター達でTシャツのデザインを制作しました。
私が第三弾として担当させて頂いたのは第13話の「オイルSOS」からペスター!
ヒトデが二つ連なったような体型にコウモリの頭部がついているユニークなデザインで、成田亨先生のキャラクターデザインの中でもからり秀逸な部類に入ると思います。
個人的には怖いとゆうよりちょっとかわいいな、という印象。
今回はそんなユニークな造形のペスターのイラスト制作実績です。
ペスターのイラストについて
まずは原作のペスターがどんな怪獣だったのかをウィキペディアでおさらいです。
ヒトデが横に連結したような形態の怪獣で、身体の中心にコウモリに似た顔を有する。オイルを主食としており、口から火炎熱線を吐く。Wikipedia
ペスターはオイルを食べて火を吹く怪獣なんです。TV放映の第13話でも油田やタンカー、コンビナートで大暴れします。見た目にそぐわずなかなか厄介な怪獣ですね。
デザインする上で「火炎攻撃」というのは大きなポイントなので、こんな感じで描いてみました。

スーツアクターが二人がかりで操作したであろうこのユニークな造形を、コミカルに表現してみました。
実写はモノクロのせいもあってもっといびつに写るんですが、自分にはやっぱりかわいいキャラクターに見えてしまいます。
ウルトラマンの二次制作シリーズの中でもおもしろオマージュができたんじゃないのかな、と思っていますが、どうでしょう?
カラーバリエーションについて
このウルトラマンコラボTシャツ企画は一つのデザインに対して3種類のカラーバリエーションを展開しています。
まずはベーシックなホワイト
次は定番のブラック
最後は燃え盛る炎のようなレッド
バックプリントにはこんな感じでウルトラマンのロゴと怪獣の名前が入ります。
今回ペスターのイラストで意識したポイントはこんな感じです。
- ペスターと一眼でわかるように特徴を活かす
- 自分なりの視点でイラストとして再構築する(かわいいイメージ)
- でも出来るだけ原作のデザインを忠実に再現する
版権イラストについて
ウルトラマンはリアルタイムで観ていた世代ではないですが、怪獣の造形などすごく興味をそそられる点も多く、今回のコラボ企画は楽しんで取り組ませて頂けました。
こういった有名な作品のイラストを描かせていただくのはイラストレーターとしても大きな喜びです。
ウルトラマンファンや円谷ファンの皆様にも受け入れてもらえるよう、原作の世界観をできるだけ壊さないようにオリジナルの表現をがんばりました。
今回のようにもともと版権のあるキャラクターから二次的なイラスト制作も承らせて頂いております。(もちろん版元の許可は必須です。)もしご要望がございましたら下記リンクより気軽にご相談頂けますと幸いです!
最後までお読み頂きありがとうございました。
※このTシャツは2016年にmars16を中心に販売されたもので現在は入手困難になっております。Tシャツ購入についてのお問い合わせには対応できかねますのでご了承をお願いします。
Amazonではまだ2020年8月現在レッドのみお求め頂けるようです。
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