年始に新しいiMacに買い替えました。
イラストレーター(以下イラレ)やフォトショップ(以下フォトショ)で知られるアドビ製品は10年近くCS5デザインプレミアムを使用していました。買い切りのパッケージ版で、当時でも20万近くしたような気がします。
イラレやフォトショ以外にも、インデザインやドリームウィーバー、フラッシュなんかも同封されていて、グラフィックデザイナーやWEBデザイナー向けのパッケージです。
10年経っても使っていて全く遜色なかったんですが、同時期に導入したiMacの方がちょっと調子が悪くなってきて、もう10年もフル活用したしということでiMacを買い替えました。
新しいマックにはCS5は非対応だったんですね。もちろん買い換える前に調べておいたのでトラブルはなかったんですが、アドビも買い替えて制作環境が一新されるのにちょっと尻込みしてました。(アップグレードだとか新しい機能とか、最初慣れるまでがけっこう大変なんですよね。。)
ぐずぐずしていた年の初め、なんとなくAppleのウェブサイトを見たら、お年玉キャンペーンが1月2日限定でやってるじゃないか!(Appleのセールは基本的に無告知です。)
これは買い換えるチャンスと、すぐ家を出てAppleストアに直行しました笑
これで無事マックは買い替え完了(といってもめんどくさくて4月まで箱から出しませんでしたが)次はアドビです。
そして4月にAdobe CC(クリエイティブクラウド)を導入しました。
さて問題のアドビなんですが、現行のCC(クリエイティブクラウド)は以前のCSシリーズとは違って、買い切りではなくサブスクリプション(定額制)なんですよね。
このサブスクが導入に尻込みさせていた元凶でもあります。固定費をいかに少なく抑えようと日々奮闘している節約マンにとって、月額6,134円、年額73,612円(税込)はかなり高額です。しかも今まで費用がかからなかったものが、です。
CCにはリリースされた当時から切り替えようと思ってましたが、毎月6000円も払い続けるんか、と。
実際の仕事でもイラレとフォトショ以外のソフトは使ってなかったこともあって、ずっと保留してきました。(同じような考えの方もけっこう多いのでは?)
しかし!前述のiMacの寿命の問題で強制的にCCに切り替える必要に迫られました。困った。。。
そんな折またしてもラッキーな偶然がありました。4月ごろに今回もたまたまアドビのウェブサイトを見たら、「新生活応援セール」なるものがやっていました。
通常月額6,134円のところが月額3,500円ぐらいまで下がっている!アドビもセールとかやるんや、とちょっと驚きましたがこの機会を逃すまいと速攻で申し込みました。(正直3,500円でも固定費がかさむの嫌だな、とは思ってました笑)
新しいiMacやAdobe CCの革新性に感動しました
そして4ヶ月ほど箱の中で眠らせていたiMacも引っ張り出して、旧iMacと入れ替えました。
メールの設定とかし直すのめんどくさいな、と思ってたんですが、そうゆう設定情報もバックアップから引き継げるんですね。
起動してすぐ感じたのはRetina 5Kの画質の綺麗さです。光量自体も違うんじゃないかってぐらい繊細で鮮やかで驚きました。
10年経っても大きな仕様変更はないので作業に不自由することは全くないんですが、細かいところのスピードが上がっていたり、より直感的に操作できるようになっていたりして、よりストレスフリーで制作ができるようになったと感じています。
そしてアドビもサインインして導入。イラレとフォトショに関しても、大きな変更はないので今までと同じように使用でき、かつより親切な仕様に刷新されていてこちらも感動しました。
アドビCCを使用して感じたCSシリーズになかったメリットはこんなかんじです。
①約20種類全てのソフトが利用できる
なんつってもコレが一番大きいですね。自分も今回導入を考えたきっかけの一つに、動画編集ソフトのPrimiereProやAfterEffectsを使いたいっていうのがありました。この二つのソフトはもちろんCS5にはありませんでしたし、動画編集はイラストやデザインよりもより多くのパソコンのスペックが必要になりますので、iMacの買い替えと同時に検討した次第です。
他には音楽編集ができるAuditionや、タブレットでイラストが描けるFrescoなんかが気になっています。
②ソフト以外にもフォントも使える
アドビフォンツで数千のフォントを無制限で自由に使えます。
これ、ネットに溢れるフリーフォント的なものなのかと思いきや、あのモリサワフォントも入ってます!グラフィックデザインやDTPを経験された方ならお分かりかと思いますが、印刷でもWEBでも使いやすい非常に洗練された日本語フォントです。これが使えるのはありがたいです。
アドビフォンツの中で日本語フォントの数は全体から見て少数ですが、それでもクオリティは高くて、全然おまけレベルではないです。
③アップデートされるので常に最新の状態で使用できる
全てのソフトに定期的にアップデートがかかるので、常に最新の状態で使用できるのも嬉しいです。
オンラインで管理されているので、パッケージ版にはない利点でもありますね。
実感しにくい点ではありますが、見逃せないところです。
革新的な新しいプロダクトには積極的に触れた方がいいですね
結論としてはこんなかんじにまとまりました。
apple製品やアドビは昔から使用していて、その革新性について実感しているのであれば、新しい製品は積極的に取り入れていくべきだなと再確認しました。
生産性をあげれば自己投資分はすぐに取り返せるし、より大きな利益を産むこともできます。
もっと言えば、クリエイティブ分野において新しいものに触れないことはけっこう命取りになるんじゃないかとも思います。
先に書いた固定費の件ですが、ここは削るところじゃなかったなーって思いました。
使用した瞬間に「うわ!」って感動できる天才達が作ったプロダクトってそう多くはないような気もしますので、ケチった自分にちょっと反省もしました。笑
仕事道具にしっかり予算を割かないのは、大工さんが歯のかけたノミを使ってたり、料理人がサビサビのフライパンを使ってるようなもんだよな、とも考えさせられました。
こんなかんじで、自戒も込めて無事制作環境は一新することができました。
制作環境をアップグレードするときの注意点
PCをバージョンアップしたことでソフトの他にもスキャナやプリンターが新しいOSに対応されなくなり使用できなくなるケースがあります。
自分の場合はスキャナは大丈夫だっんですが、ペンタブレットが非対応になりました。。
(このイラストもペンタブなしで描いています汗)
これも10年近く使っている古い機種で、もうすでのメーカーのサポートが終了しているので、買い替えは時間の問題だったので仕方ないんですが、急に使えなくなると仕事に支障が出ますので、
PCを買い替える場合にはOSへの対応状況を調べておいた方がよりスムースに以降できますの、最後にこの点を踏まえて頂ければなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます!