昔に描いた仕事の絵が見つかりました
こないだ新しいMacに入れ替える際にデータ整理をしていたら、15年以上前に初めて自分で作ったホームページの画像が見つかったって記事を投稿しました。
それ以降もいくつか昔のイラスト(いずれも仕事で描いた絵)が見つかったので、インスタやツイッターにはあげていたんですが、このホームページにもまとめておきたいと思います。
いずれも下手くそですが当時は自分なりに一生懸命描いてた形跡はありますので、暖かい目で見てもらえたら嬉しいです。
TOTALFAT
これは多分10年以上は前になると思います。いまをときめくメロディックパンクバンド『TOTALFAT』のフライヤーです。
西暦が書いてない(この手のフライヤーはだいたい年内のスケジュールを知らせるものなので)からいつのものかわかりませんが、多分少なくとも10年以上は前なんだと思います。
ホームページのURLがパソコンと携帯で分けられてるのがなんとも懐かしいです。ガラケー全盛の時代ですね。
でも携帯用のサイトもちゃんと分けて作っているところはさすがにマネージメントをしっかりされています。
スケジュールには当時一緒に遊んでたバンドの名前もあったりして、そこもちょっとびっくりしました。
このフライヤーに見覚えある方いたらいつのものなのか教えてもらえるとありがたいです。
LIDLESS TOYBOX
これも10年以上前になると思います。
LIDLESS TOYBOXは岡山のバンドで、このフライヤーはかなり後期になると思います。
最初彼らと知り合ったのは自分が20歳そこらの頃で、上京する前でまだ大阪に住んでいた頃です。
きっかけは、今でもあると思いますけど『カジカジ』ってファッション・カルチャー誌が当時若者の間で流行ってまして、その中の読者掲示板のようなページがあり、その中で自分の宣伝ができるというものでした。
例えばイラストレーターなら、絵を描きますとかの宣伝文句と携帯番号を載せる、みたいな感じです。
紙媒体なんでスペースに制限がありますが、ありがたいことにほぼ毎月掲載してもらっていて、その時に彼らに連絡してきてもらったのが始まりです。
このフライヤー以外にもたくさん描きましたし、グッズのTシャツのデザインなんかもよくやってました。ただ当時はMacも持っていなくてネットも普及指定な超アナログ作業だったので、ご迷惑もかけてしまったとこともあったと思います。いやー、めっちゃ懐かしいです。このフライヤーを見なかったら思い出せなかった甘酸っぱい記憶です。
音楽もすごく好みのパンクロックでしたし、また曲聴きたくなりました。(当時はカセット収録のデモテープでした)
【後日談】この画像をTwitterで投稿したら、当時このバンドのスタッフだったという方からリプライ頂きました。Twitterすげえ!
MAD COCKTAIL Vol.20
これは18歳ぐらいの頃からフライヤーのイラストを担当していた『MAD COCTAIL(マッドカクテル)』ってライブイベントです。
このシリーズのVol.20以前のフライヤーも発掘したんですが、こうして振り返って見せられるのはこの回だけでした。笑
この回以外も頑張って描いた記憶にありますが、ちょっとチープすぎてお見せできません。。
当時18歳ぐらいの頃はメロコアブームが日本中を席巻している頃でしたがそれは東京のお話で、大阪ではスケーターズナイトがあるぐらいでまだまだマニアックでした。
そんな中でスタートしたイベントで、これもLIDLESS TOYBOX同様にご迷惑も結構かけたなあって苦い思い出もあります。
イラスト的には、当時はMacを買いたての頃だと思うんですが、今とは考えられないぐらい全く触っておらず、当時の慣れ親しんだアナログな手段で描いてます。
このイベントの他のフライヤーにはない「やる気」を感じます。ただ、水性ペンでペン入れした後にアクリルで着彩したり、大変だったろうなぁと思います。見栄え良く編集してくれたデザイナーさんのスキルに感謝。
MAD COCKTAIL Vol.18
さっきのイベントの2回前のVol.18のフライヤーです。
どのように編集されるかもわからずただイラストを依頼されて納品するといった、かなり自由な形だったので、こんな感じでイラストが使いづらい配置になってます。
イラスト自体は当時漫画とかで使うスクリーントーン(ドットで濃淡を表現したり、いろんな柄をつけたりできます。)を使ってたりするのが懐かしいです。
カッターでフィルム状のスクリーントーンを切って、部分的に貼っていく細かい作業で、粘着力もポストイットぐらい弱いのですぐ剥がれちゃったりもする神経質な作業です。めんどくさくて今は絶対やらないと思います。笑い
まとめ
高校生ぐらいの頃にライブに遊びに行くようになって、そこでかっこいいフライヤーとかを目にするようになってから、『フライヤー』を絵を見せる手段としてたくさん描くようになりました。
25歳ぐらいまではその傾向は続くんですが、自分自身がライブにあんまり足を運ばなくなったこともあったり、昔はA4サイズぐらいで大きく見せられたのがB5サイズぐらいが好まれるようになって表現しずらくなったりとかで、それ以降フライヤーはあまり手がけなくなりました。(現在は年1あるかないか程度です。)紙よりSNSでの伝達の方がコスパが良いてのもあると思います。
こうやって見返すと下手だし独りよがりだったりしてむず痒い気持ちなりますが、当時は当時なりに一生懸命やってたから今も続けていられるのかなと思います。根本的な部分は変わらず、今も客観的に見ると独りよがりで変なことをやってるとも思いますし、また自由に創造できるのもイラストレーションの楽しいところだと思います。
作品自体は身勝手でもいいですが、クライアントや関係者に迷惑のかからないようにするのはこういった経験から学べたんではないか思います。笑
また発掘したらまとめてみたいと思います。