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クリエイターEXPOに参加してみた!売上の成果も公開しています。

毎年東京ビッグサイトで開催される大型展示会『クリエイターEXPO(以下クリエポ)』はご存知でしょうか?

イラストはもちろん、動画、漫画、音楽、キャッチコピーなど様々なコンテンツを500名以上が出展していて、来場者は自由に出展者と商談できるのでコンテンツを探している企業側にも評判の高い一大イベントです。

一度は参加してみたいと思っているイラストレーターも多いのではないでしょうか?

かくゆう自分も興味はあるけどなかなか参加できずにいました。その理由は大きく3つです。

  1. 参加費が高い(当時11万!
  2. 場所が東京
  3. 開催期間3日

どうでしょう?他の展示会やイベントに比べてグッとハードルが高いのがお分かり頂けましたでしょうか?汗

とはいえ11万もかかるイベントならそれ相応の成果(仕事)が得られるんじゃないかと思い一念発起して2018年の第7回に参加してみました!

今回はその経験をこれからクリエポへの参加を検討されてる方の参考になるようにレポートしてみたいと思います。

まずクリエイターEXPOって?

まずクリエポについてもう少しだけ詳しく説明してから本題に入りたいと思います。

クリエポはリード エグジビション ジャパンという会社が東京ビッグサイトで毎年開催している大型商談展です。

イラストなどのコンテンツを扱うのはクリエポですが、他にもライセンスや権利関係を扱う『ライセンシングジャパン』や、広告・Web・出版などコンテンツを扱う『広告デザイン・ブランディングEXPO』などいろんな商談展を展開されています。

ところでなんで東京ビッグサイトにクリエイターのブースを500以上も集めて、コンテンツを探している企業が来場してくれるのか?ってちょっと疑問に思いますよね。

東京ビッグサイトでは同日に新しい商品やサービスの展示会も大々的に開催されていて、そのお客さんがクリエポにも流れてくるといった仕組みになっています。(もちろんクリエポ目当てのお客さんもいます)

なので一般の方よりは何か目的を持った来場者が多いのも、このイベントの特徴だと思います。

クリエポの特徴(メリット)は大きくこの3つかなと思います。

  1. 仕事の依頼をしたいと考えてる人と出会える
  2. その場で商談することができるので成約に結びつきやすい
  3. 3日間あるのでたくさん仕事を得やすい

他にも、500名以上のクリエイターが参加するので、同業者とも知り合えるのもメリットと言えますね。


「コンテンツ東京」の中の一つがクリエポという訳です。スーツの人が多いですね。

準備をしっかりしましょう

クリエポがどんなイベントかわかったところで本題に入っていきたいと思います。

冒頭に書きましたが、参加を躊躇する理由に「場所が東京(しかもお台場)」というのがあります。東京近郊の方なら問題ないとは思いますが、自分は大阪住みなので入念な準備が必要でした。

しかも1人で乗り込んだので、途中で何か足りなくなったりするととっても困ります。今回自分が準備したのは以下になります。

  1. ブース壁面の展示物
  2. 配布物
  3. ファイルしたポートフォリオ
  4. 宿泊先の予約
  5. その他

①ブース壁面の展示物


出典:クリエイターEXPO

ブースはこんな感じのパーテーションと机と椅子2脚が用意されます。

このパーテーションの壁面に作品を飾って来場者にアピールするという訳です。

サイズなどの詳細も通知されますので、ポスターやタペストリーのような大きいものも展示可能です。

自分はこんな感じで展示してみました。

来場者に足を止めてもらわないといけないので、自分のイラストが一発でわかるのが大事だと思います。

パーテーションの仕切り部分があるので、面積いっぱいに貼り付けられないのでこんな感じでレイアウトしていますが、他の参加者さんのブースでタペストリーを上から吊って全面に展示されてました。

これだとインパクトもあるし、設営撤去も楽だしいいアイディアだなと思いました。(持ち運びも楽!)

目立つことは大事ですが、デザフェスみたいなアートっぽいブース作りはあまりオススメできません。あくまで「商談」が目的なので、装飾に凝るよりもわかりやすいブースにした方がお客さんは情報を得やすいと思います。

②配布物

ブースに立ち寄った人に手に取ってもらうチラシとかリーフレットですね。

自分はA5サイズの中綴じ8Pの小冊子を500部作りました。


来場者はクリエポ以外の展示も見て回っているので、荷物になるのはNGだと思います。かといってペライチのチラシでは印象に残りづらい、という考察を経てこの形になりました。

シュミレーションした甲斐もあって評判は上々でほとんどハケたんですが、中には「綴じられている冊子」は有料と思う方もいらっしゃったので、こんな小冊子とチラシを2種類用意してもいいかもしれないですね。

③ファイルしたポートフォリオ

すみません、これは写真に残しそびれてしまったんですが、いわゆるブックですね。

机の上に置いて商談の際にお客さんと見ながら話を進める際に必要ですので必ず用意しましょう。

たくさん作品を見せたいのがイラストレーターの性ですが、時間の限られてる中では全部見せるのはほぼ不可能です。

量よりもカテゴリーに分けてすぐ見えられるような工夫をすると便利でした。

iPadなんかのタブレットで代用もできなくないんですが、会場にフリーWi-Fiがなかったり、電源は有料オプションだったりしますので、紙で印刷したブックを一冊用意しておくのが安心だと思います。

④宿泊先の予約

遠方からの参加なら必ず抑えておきたいポイントですね。

東京なら当日でもホテルなんかすぐ見つかるだろうというのは大間違いです!お台場は港なのでホテル(とりわけ単身者向けのビジネスホテル)の数は限られていますので事前に予約しておきましょう。

3日間やり遂げた感想として、1日終わったらヘトヘトになるので都心でホテルを取るのもおすすめできません。

⑤その他

遠方から1人で参加することを想定したら、予備のものは出来るだけ多く持っていきたいところですが、荷物にも制限があります。汗

中でも一つ挙げるなら個人的に重宝したのはモバイルバッテリーです。

ブースには基本電源がありませんのでスマホのバッテリーがなくなると色々困ってしまいます。

モバイルバッテリーはかさばらないので2つぐらい持っていっても良いと思いますよ。

20000mAhぐらいの大容量でシンプルなデザインのものが個人的におすすめです。

実際にやってみてどうだった?成果はあったのか

これが一番気になるところですよね。

成果としては2件受注して合計15万円の仕事を得られました。

当時はまずまずかなと思ったんですが、制作物の印刷代から交通費、宿泊費、雑費などから差し引いたら赤字ですよね。。実際3日立ち会った労力を考えるとさらにマイナスです。

希望を抱いて参加したものの、自分としてはあまり芳しくない結果となってしまいました。

考えられる理由としては以下の3つになります。

  1. 費用がかかりすぎる
  2. 体力的負担が大きい
  3. プレゼンも難しい

順に説明しますね。

①費用がかかりすぎる

参加費は正規で11万円ですが早期割りで8万円になりました。とはいえ新幹線での往復や2泊分の宿泊費と食費、準備にかかる費用などなど、合計するとざっくりでも25万ぐらいかかっていると思います。

またこうゆうイベントごとでは予期しない出費もつきものですので、最低限これぐらいかかると考えていいと思います。

前述しましたが、高い参加費はそれだけ「仕事を依頼したい来場者」が集まる場ということもありますので、その点理解した上で参加すれば問題ないと思います。

②体力的負担が大きい

これも1人での参加で言えることなんですが、基本的にブースにいないといけません。 これがキツイ。

友達同士で参加してるなら替わったりできるんですが、でも商談は自分がしないといけませんので、やっぱり3日通しでブースに立つ覚悟は必要だと思います。(他の来場者も1人が多く、複数でもご夫婦のような2人体制でした)

お昼ご飯も基本的にサッと済ませないといけませんし、会場内のコンビニはかなり混雑するしで一日中気が抜けません。

コロナ禍の今年はどんな様子になるのか想像できませんが、自分が参加した2018年はとにかく活気に溢れていて、商談までいかなくてもお客さんと話す機会は多くて、初めての参加だとかなり大変だと思います。


これは自分がブースを出していた通りなんですが、時間帯によってかなり混み合います。それを1人で対応しないといけないので、ほんとヘトヘトになっちゃいます。

③プレゼンも難しい

たくさん押し寄せる来場者の中から幸いにもこちらに興味を持ってもらえて、いざ席について商談を始められるところもでたどり着けたとします。

お客さんのご要望に沿ってポートフォリオをを見せながら話を進めていると、その後ろでも商談をしたくて待っている方がいたりします。

でも目の前のお客さんとちゃんと話さないといけないし、この方と話がまとまったら後ろのあなたともぜひ商談しましょう!と思っていたのも束の間に、その方は足早に去ってしまったりします。(何度もありました)

そして最初の商談もまとまらなかったりも全然します。なんというか、物理的にチャンスを掴むのが難しい構造だと感じました。

これは自分の体験談なのでこうゆうイベントが向いている人も当然いますし、この時に知り合った作家さんで当日来年の参加予約もされている方もいました。

ただ自分が言えるのは、普段デスクに向かっていることが多いイラストレーターには結構対人的なスキルが求められるな、という印象です。

まとめ

前述しましたが、自分としては多分しばらくは参加はしないと思います。

結論としては、イラストレーターの営業方法としてはコスパが悪すぎる、と個人的には思います。

もちろん向き不向きはありますので、リピーターもたくさんいるから今年(2020年)も開催されるのだと思います。
ただ、自分のような東京近郊に住んでなくて1人で参加しようとしている人に関しては、この記事を読んだ上でよく考えて決めて欲しいです。

とにかく感じたのはリスクが大きいということ。3日間完全に拘束されてしまうと考えても大袈裟な表現ではないと思います。(その間仕事はできません)

25万もあれば、ホームページをSEOに準拠した形で作り直せるし、iMacも買い替えられるし、イラストエージェントの有料会員にもなれます。

今はコロナの影響がまだ続く2020年10月12日に編集していますが、やっぱりネットを使った営業に力を入れていくのがコスパ的にも良いと思っています。

クリエポ運営の方が見られたら申し訳ないレポートとなりましたが、何度も繰り返しますがその人の作品や営業スキルなどで仕事が取れるかは変わります。

ただ自分は準備も入念にして予算もかなり割いて、開催期間も必死で頑張った結果ですので後ろめたさもありません。一つの経験談として是非参考にしてもらいたいです。

おまけ

遠方からの参加の場合は東京での別の用事もブッキングすると経費をうまく活用できます。

自分の場合はちょうどクリエポの最終日翌日に東京で開催されていた、KRAZY DOTTYさんという好きなアーティストさんが開催されているグループ展にも参加させてもらいました。


海外からもたくさん集まった『ロウブロウアート』の数々に痺れました。


自分はスケートデッキにプリントした作品で参加させてもらいました。KRAZY DOTTYさんとはこの時が初対面でしたが快く迎え入れて頂いて、大変な旅も気持ちよく終えることができました。

こんな感じでせっかく東京に行くのなら友達や会いたい人にあったりするのもいいですね。

今回は編集も繰り返してかなり長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きましてありがとうございました!